あいまり

『ぷりるん』と『ADC２』を読み終わりました。


『ぷりるん』、面白かったです。
『ADC２』もやっと話が動き始めたようでスラスラ読めました。

まず、『ぷりるん』。
十文字青先生のサイトをご覧になった方はすぐ分かると思うのですが、
まず美(少)女が４人出てきます。
で、裏に１人。

その裏に描かれている彼女こそが‘ぷりるん’。

女の子ズ×主人公がどうこうなるハーレム系ラヴストーリー
かと思いきや、

そこは　作者：十文字青。

普通のラヴコメのバカバカしさがなく
割とシリアスです。

少なくとも
今ザスニで連載されている『ばけてろ』のようなピンクピンクした
お話ではありませんでした。
(『ばけてろ』も面白いです。編集側のネタもっとやればいいのに・笑
ザスニのばけてろ特集よりハルヒの超特集にビビたのは内緒。厚すぎ！)

ある意味ピンク度はこっちが上なんですけど
桃色～っていうより紫に近いかんじ？

だって、
ユラキくん、不幸！
モテモテなのに！

タイトルに幸福序論って入ってますけど、
どんな形であれ
モテる＝幸せでないんですね。

一番ユラキのことだけを想い続けた‘ぷりるん’に
幸福の女神がほほ笑んだのが良かったと思います。

すべての奇行は「愛ゆえ」だったんですか。
すごいなぁ。でもその願掛けは　ちょーとどうか！(笑)

この作品が愛人的に高評価だったのは
ここ最近の十文字作品に欠けがちだった
主人公の気持ちへの感情移入がしやすかったのが
大きなポイントではないかと思います。

もっとも、
この巻だけでは
みう以外のヒロインはイマイチ活躍できなかった気がします。
ラストの‘ぷりるん’に告白するシーンで
素直に感動できなかったのが残念。

‘ぷりるん’が大事と分かっても、
それが恋愛の「好き」になるのはなんか違和感。。。
うーん、これは私の読み込みが足りないだけかもしれませんね。

恋愛だけではなく、
友人との友情にも踏み込んで書かれていたのが好きでした。
自分の心情を洗いざらいしゃべったからと言って
劇的に友情が深まるってわけでもないんでしょうが
良いきっかけになったかも？

…アニメイトでの特典しおりは、主人公の妹のうずみなんですね。
みうが一番ヒロインしてたのに(笑)
ヤンデレでビッチはアニメイト的にアウトなんでしょうか～(笑・失礼！)


『ADC２』

やっと、夏彦とすずたちが繋がりましたかー！
夏彦のその後も知れてひとまず安心しました。
あのあと新潟に行ってたんですね。へー。

ストーリーより気になったイラスト。
今回エロティックな絵が多いですね(笑)
イラストがどんどん萌え～な感じになっているのがあんまり好きじゃないです。
（あ絵師さん自体は好きです＾＾）

カラー口絵が新キャラばかりだったのが、不満。
ロリ巨乳眼鏡っ娘嫌いじゃないんですが、
レズじゃなくてシリアスなシーンがカラーで見たかったなぁと。
３枚連続はなぁ…。

春日の登場からずいぶん明るい雰囲気のADCです。
すずとの掛け合いが楽しいですね。

香耶お嬢様がレギュラー化してくれたら
ADC１巻がもっと生かせた気がするんですが
キャラの消費激しいです。
もう梨子と香耶でユリんユリんさせておけば良かったのに(笑)

最後に依慧達が登場して役者がそろってきました。

ADでは一番お気に入りのジャックがまだ登場していないので
次巻に期待です。どんな下衆になっているやら…ワクワク！