あいまり

少年エースに「薔薇マリ」が載った　という事実を知ったのが、ちょうど12月号発売日。

入れ換えたばかりならまだ在庫があるんじゃない？、と小鹿のように足と声を震わせながら恐る恐る店員さんに聞いてみるも返ってくる返事は「ナッシング」。
少年エースの名前はどの店員さんも知っていたらしく「あぁエヴァンゲリオンのTシャツのヤツですね(遠い目)」
…あぁ、雑誌にTシャツ挟むの面倒くさかったんだろうな～と思いつつ同情する気はナッシング。お仕事ですから。

結局角川書店サイトの少年エースのバックナンバーで購入しました。
最近はネットでお買い物できてしまうのだから楽チンですね。
レジで内心もじもじしながら買わなくていいのも◎。

で、
感想です。


さすがは少年エース。

豆エースはどちらかというと女性向けで表紙も可愛い感じが多かったですが、少年誌ともなると漫画の表紙もグラビアになるんですね。

今回はシンプルなアイアンベッドに片足を乗せながら、窓枠に肘をつけ後ろを振り返るポーズのマリア、17歳(in ボディコン)。

窓の外の雨と窓枠に置かれている一輪挿しの薔薇がなんともいえぬ雰囲気。

ムーディーマリアです。

ボディコンのフィット具合と滲み出る色気は、あのアヤナミとはれます。

脳内メーカー【フェチ編】において「唇＆尻（割合５：５）」フェチと診断されたアジアンがみたら、かなりクるはず。

唇もお尻もとってもセクシー。

そんなムーディーマリア、今回の漫画でもモテ②。

ミスズ先生は絶対アジ×マリとカタ×マリが大好きだと思います。

今の時代世の女性が求めるのは、ギャグセンスを持つ男か金のある男ですもんね。

この2人が人気あるのは当然です。二人とも一応王子様だし。

しっかし、よもや、カタリとマリアが砂浜で恋人のようにおいかけっこするのを見れる日がくるなんて思ってもみませんでした。

たとえそれがカタリの創作であっても…。


創作だからかアジアンがより変態チックです。

マリアを背後から抱きしめることろなんか、後ろのトーンが怪しすぎる！

背景の蜘蛛の巣と髑髏が、「絶対逃げられない」オーラを放っていていい味出してます。

マリアの匂いを嗅いで癒しを得るだけでは我慢できず次のステップへ進もうとするアジアンと、本気で嫌そうに絶叫するマリアがアジマリストにとっては微笑ましいです。(このくらいじゃ絶対何もしないだろうなーと思うので)

カタリがアジアンをK・Oするシーンはもっと笑えます。

マリアがこれぞまさに「ツンデレ」の決まり文句って台詞言うシーンでは爆笑。
言った後に恥ずかしそうに背を向けるマリアがかぁいい～　きゅん！

ミスズ先生の漫画から薔薇マリに入った方は、まさか原作があんなにシリアスな話とは予想できないでしょうね。

そして、まさかマリアの性別が「女じゃない」なんて夢にも思わないに違いありません。

ふふっ、うっかりミスズワールドに巻き込まれた少年エース読者が原作とのギャップに驚く姿を想像するとすごく楽しいです。ふふっ。

何気に少年エースコミックの最新刊紹介コーナーにも漫画の1巻が載っていてうれしかったです。

コレのおかげで知名度がちょっと上がって、漫画・小説を手に取る人が増えてくれたら万々歳ですね。

念じておきます。

皆ハマれ～ハマれ～…


少年エース感想・　か…



ん？
なんかものすごく忘れている？

あ…。

夢小説…。

やっぱり触れておくべきですか。


だんだんアジアンが可愛そうになってきました。

なんだろう、この青春という誰かのパンドラの箱を開かされている気持ち。

小説のアジアンはまぁ置いといて、漫画版はアジアン応援してもいいかなって気持ちになってきました。

ミスズマジック恐るべし！

少年エース感想・完