あいまり

『そのプリンは危ないよって話』

是三美々先生の凄いところは
小道具を上手に生かすところだと思います。

まさかアジアンの詩集が
2巻でも騒動を巻き起こすなんてビックリ。
きっと強い想いが込められすぎて
ヘンな力を持っちゃったのかもしれません。
マリアの手元で供養してあげないと。

詩集はきっと
最初が全2巻だったらしいですから
初めからこの構成を考えてたんですね。

となると、
今回出てきた見切り品のバケツプリン。
これでZOOの面子が腹痛になって
侵入中でも本来の力が出せない……！！
ってな話に？！
(↑それは無いです。)

私が今巻で一番ウケたのは
アジアンの黒衣でした。

是三美々先生版アジアンの黒衣も
格好良くて素適です。

ボタンが沢山ついているのがポイントですね。

そう、ボタン。

皆さんのお手を御拝借。
さあ、2巻の76ページを広げてください。

マリアのために外套を脱ぐアジアン

の効果音
「ブチブチブチブチ…」

え？

ブチブチ？

てっきり

アジアンの外套はファスナーだ

そう思い込んでいたのですが、

どうもファスナーは
ファスナーでも
点ファスナー(＝スナップボタン)
だったみたいです。

え
そうだったの??！

ファスナーだったら音は「ジー」のはず。

それが「ブチブチッ」だったら
スナップボタンを外したのか
ボタンが沢山あるのを引きちぎったのかして
マリアに外套をかぶせたことに。

ん、
後者だったら
マリアはアジアンのちぎれたボタンを
一つ一つ縫い付けて返したことになりますね。

…わあ。
そんな様子が脳内再生され
ません。

考えてみれば
アジアンの服もかなり謎です。

毎回出してくるあの薔薇は
どこに収納しているのか
気になって仕方ないのですが

今巻ではなんと
あのバケツプリンまで
服のどこかに収納できる事が判明。

P165で確認してもプリンは見当たりません。

マリアが龍州連合アジトで寝込んでいる間に
数時間経過していると推測。

その間、
有袋類の母性で温め続けられたプリンは
確実に危ないと見るべきです。

ZOO、皆で仲良く食べちゃ駄目だ…！！

アジアンから返された(ここポイント)
プリンに口をつけなかった
ピンプのポテンシャルは素晴らしい。

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マリアの魅力はそのカラーにある

とのモリーの診断結果(視診)。

そうですよね。
私も常々マリアのコスの配色が鮮やか過ぎるのは
侵入者的にどうなのかと思っておりました。
幾ら軽装を重視しているといっても
あのボディラインがまる分かりな
ボディースーツもいかがかと。

基本的にモリーの言う事に
間違いは無いと信じているので
(愛人にとってお医者様は神)

モリーによる
マリア☆イメチェン大作戦は大成功
なんじゃないかと思います。
(単にモリーたちが楽しめたから)

ホントだー。マリアじゃないみたい。

確かに刺激の強い色多いですものね。

ん？そうなると
普段刺激の少ないカラーで武装しているアジアンが
マリアカラーになるとどうなるのでしょうね。

色彩感覚をもつ全ての生物が
アジアンに首っ丈ですか？

う、わぁ…。　

どうしよう。

かきたい。

すごく、
すっごく描きたい！

髪が赤で
外套が黒とオレンジで
瞳がオレンジなアジアンを!!!

「右手、ペンタブ！」「はいっ」
「左手、ザスニ、コス特集のやつ！」　「はいっ」

お絵かきソフト起動OK！
準備全て整いました!!

さあ赤髪アジアン描こうじゃないですか!!!!

パラ…!!!!!
(アジアンの全身が載っているページを開く)

………

パタン。

(閉じる)

うん、
アジアン見ただけで
描く気が萎えました。

そうか…
私がアジアンを描くのに苦労するのは
この色彩のせいだったのか…。

謎が解けました。(えー)

漫画感想・完