あいまり Ver4 感想 ①

あらすじ

これらの物語は
主人公・マリアローズの
逆ギレ常習犯(ヒステリック)から
ボケ取締り科（ツッコミ）に配属されるまでの
サクセスストーリーである。

「比べるのは他人じゃなくて昨日と今日と明日の自分」

表紙がZOO(エルデン本部)勢揃いで可愛らしい
アーンド
お値段もいつもより可愛らしかった今巻。

「ラストサマー」は
「つぼみのコロナシリーズ」より早い時期に
掲載されたものなので
文章もイラストも初期の感じが伝わってきますね。

見比べていったら
いつの間にやら口角が上がってました。

間に挟まれる叙情詩が
今までの思い出を朧な夢として見ているみたい。

口絵の一ページ目にまどろむマリアのイラストが
本全体に効いていて、

作者もイラストレーターも編集も皆良い仕事してますね。
完成度高いなぁ。

間に挟まれて掲載されたミニイラスト、
まさか薔薇マリ初(プチ)特集の画像を持ってくるなんて…。
思わずポンポン付きニット帽を脱がされました。

「鳥人ロック」が「真・鳥人ロック」になって初披露。
ザスニ・モバイルを経て、リメイク版がついに文庫本に。
いくつも媒体を変えるなんて「超人ロック」かっ(笑)

モバイル版って画像も見れるんですかねぇ。
その辺よく分からないんですけど

愛人的に
ザスニ2005年10月号(Ver0の紹介+短編2本立て)
ザスニ2006年12月号(極秘ファイル公開+短編1本)
ザスニ2007年12月号(コスチューム特集+短編1本)
はファンなら持っていて損はないと思います。

全部特集が組まれているので
今まで文庫本しか持っていないけど
もっとコアに薔薇マリを知りたいという方にはお勧めです。

ミニイラストが全部掲載されてなかったのが残念(笑)
ザスニを買った人の特権ということでしょうか。
もー
商売上手なんだから！(褒)

ミニイラストはファッルーカを差し置いてのモリーの登場に悶えました。
(特集ではミニイラストのファッルーカの絵もありました)
載せて下さりありがとうございますv

口絵の一ページ目について追言。
色の濃淡にちょっとびっくりしました。まずそこ。
で、久々にマリアが少年っぽく中性的に見えました。
かと思って唇に視線をやったら、想像以上に色っぽくてたじろぎました。
最近のBUNBUNさんのイラストは初期に比べて口元が本当にセクシー。

他の口絵を観ても初期より色が濃くなっていたり、
デジタル絵の小技が多々効いていたりで
同じ構図なのにザスニ掲載時とイラストが異なる絵があって
(特に口絵3とか)BUNBUN先生のレベルアップっぷりが見れますね。

BUNBUN先生のレベルアップに合わせて
キャラの顔つきも大人っぽくなっていて
イラストからもマリア達の進歩が見える気がします。

文章も。
真・鳥人ロックの後がラストサマーで
文体というか
読みやすさが違います。

この場合読みやすい方が良いというわけではなく
マニアック的にに真・鳥人ロックは楽しめると思います。

で、こってり真・鳥人ロックを堪能して
ラストサマーでさっぱり終わったので後味(読了感)が良かった。

短編集では今巻が一番好きです。

あいまり